Linuxデスクトップ環境2017
流行っていたので便乗
ディストリビューション
Void Linux です。昨年の頭まではArch Linuxを使っていました。
Void LinuxはNetBSDの元メンテナーが作ったディストリビューションです。
独自のパッケージシステムxbpsや、systemdではなくrunitというdaemontoolsに近いサービス管理が特徴となっています。
BSD文化を感じることのできるLinuxとなっており、シンプルでエレガント、保守性が高いと言えると思います。
パッケージシステムは出来がよく、別のアーキテクチャ用のパッケージビルドがpacmanに比べて楽です。
まぁ、とはいえ最新への追随が早かったりと、Arch Linuxとは似ています。是非触ってみてください。
デスクトップ環境
GNOME3です。これは3.0のリリース直後、ここ5年ぐらいずっと使っています。
実は、GNOME3はjournald, logindというsystemdのコンポーネントに依存しています。
そのため、Void Linuxではこれらをスタンドアロンな代替を使った上でxbpsに収録しています。
これが災いし、GNOMEのバージョン追随は遅れてしまっています。
もはやGNOME3も相当にstableなのであんあり気にはなりませんが。
日本語入力
ibus-skkを使っています。
一時期の状況に比べると、相当改善されましたね。
私はqwertyではなくdvorak配列を常用していますが、現在のGNOME3では最後に選択したxkb配列がibusの配列になるという仕様(?)で、これが便利です。
ターミナルエミュレータ
X Window Systemのための、最少主義なターミナルです。
rxvtのように、もはや使われない端末のエミュレートを省き、コードベースが5000行弱の1ファイルになっています。
コンパイル時に設定をヘッダファイルで書くことで、コンパイル後は小さな可搬性の高いバイナリができあがります。かっこいい。
ただ、最近Rustで書かれたAlacrittyがGPU支援による描画を全面に押し出していて、waylandとの相性に優れていそうなので、移住を考えています。
カラースキーム
paletteというスキームを自作しました。
16色をyamlで定義し、https://github.com/chriskempson/base16というスタックを使うことで、各種アプリケーション向けの設定ファイルを書きだすことができます。
(少し前にビルドシステムに手が入ったため、さっきリポジトリを作った)
エディタ
neovim + vim-plug を、ターミナルエミュレータ機能、タブ機能、分割機能を重用しつつ使っています。
もともとはbyobuを使っていたんですが、neovimで不要になりました。すごいですね。
ウェブブラウザ
vimFxはvimperatorライクな拡張機能です。
vimperatorに比べると細かに触ることなく、ある程度使いやすいデフォルト設定を持っていると思います。
フォント
システムワイドでM+ 1c、ターミナルではM+ 1mnをfontconfigで設定しています。
それでは皆様。2017年も良いLinuxデスクトップライフを。