日本語入力環境SKKを使う

今まで、日本語入力にはibus-mozcを使っていたのですが、ふとSKKを使ってみたくなり早速チャレンジしてみました。
理に適っているのは分かるんですが、今までと全く違う入力方法に戸惑っています。なので、入力の練習も兼ねて環境の作成手順をブログに書くことにしました。

linuxの場合はibus用のモジュールがあるのでインストールは簡単。ibus-skkとかそういう名前のパッケージを入れれば大丈夫でした。
他のOSでも使う方法があるみたいなので……ググってください。

で、使ってみたんですが、!マークがひらがなモードの時も半角になってしまいます。
調べてみると、~/.config/ibus-skk.jsonを編集すれば定義を変更できるという文献がいくつか見つかったんですが、ibus-skkの仕様変更で変換プログラムはlibskkとして分離された様子。

ではどうするかと言うと、~/.config/libskk/rules/以下に新しくプロファイルを作ればいいみたい。
参考

mkdir -p ~/.config/libskk/rules
cd ~/.config/libskk/rules
cp -r /usr/share/libskk/rules/default ./user

デフォルトのプロファイルをそのままコピーして編集することにします。
コピーしたディレクトリの中には2つのディレクトリと1つのJSONファイルがあり、それぞれ

  • keymap
    • 入力キーと動作の対応
  • rom-kana
    • かなモードの時の変換定義
  • metadata.json

です。 まず、metadata.jsonを開くと、

{
    "name": "Default",
    "description": "Default typing rule"
}

こんな感じになってるので、nameを"User"、descriptionを"My typing rule"とかに書き換えます。

後はrom-kana/default.jsonを色々弄って、ibus-skkの設定画面からUserプロファイルを指定してやれば設定が反映されます。
(ibusの再起動を忘れずに!)
僕は、keymap/hiragana.jsonを編集して、ひらがなモードの時の他のモードへの切り替えを無効化したりしました。

これを書いてる間に大分SKKに慣れて来た感じがあります。手書きで文章を書くような変換が持ち味で、タイピングが非常に心地いいです。是非試してみてください!